諸君、私は定時退勤が好きだ
諸君、私は定時退勤が好きだ
諸君、私は定時退勤が大好きだ
(元ネタを知らないので適当に中略)
この地上で行われる ありとあらゆる定時退勤が大好きだ
(元ネタを知らないので適当に中略)
よろしい、ならば定時退勤だ
(元ネタを知らないので適当に以下略)
まぁ、職種や業種によって、
退勤時間をコントロールできるかどうかは変わってくると思いますが、
ここでは私(SE,PG)が普段実践している「定時退勤術」について、
語ってみたいと思います。
定時退勤術には使うタイミングとして、
・始業時
・仕事中
・退勤1時間前以降
とあります。
この区分に沿って見ていきましょう。
・始業時
>一日の作業予定を洗い出す
メールや口頭などで振られているタスクについて、
洗い出して、優先順位をつけましょう。
このとき、重そうなタスクはその日の作業の軸として、
最優先で片付けるように計画立てましょう。
これは、重いタスクをいつまでも残しておくと、
精神的にいつまでも引きづってしまい、帰りづらくなるからです。
また、細かいタスクは、重いタスクに飽きた際の息抜きにこなせば良いでしょう。
>作業を細かく分割する
重いタスクは、いくつかの細かいタスクが絡まっている場合が多いです。
そのタスクをこなす為にはどのような手順を踏むのかを整理してみましょう。
この時、細かく分けた作業をそれぞれ、
「頭を使う作業」なのか「ルーチンワーク」なのか分別しておくと良いでしょう。
また、「自分でどんどん進めて良い仕事」なのか、
「関係者と合意をとって進めるべき仕事」なのかも、併せて確認しましょう。
当然、「緊急度の高い(低い)」仕事かどうかについても要確認です。
>人に振った方が良い仕事はこの時点でお願いする
作業を分別しておくと、人に作業するときに振りやすくなります。
>対先輩・上司編
「関係者と合意をとって進めるべき仕事」については、上司・先輩に通しておきましょう。
お客さんとの調整が必要な場合は、上司にその調整を振ってしまいましょう。
そうすることで、自分の仕事に専念できるようになります。
連絡・調整系の仕事って、その他の仕事と並行で進めていると、
思わぬタイミングで電話がかかってきたり、
メールの返信を考えたりと、想像以上に負荷がかかるものです。
そうした仕事は、振れる人がいるならば振るのが吉です。
>対後輩・部下編
ルーチンワークかつ、緊急度が中〜低程度の仕事があれば、
任せてみると良いでしょう。
「頭を使う仕事」の場合は、説明しているうちに
「あ、これ自分でやった方が早いのでは」となりがちです。
ただし、「頭を使う仕事」かつ、「緊急度の低い仕事」については、
教育の一環と銘打って、思い切って任せてしまいましょう。
後輩・部下がそれを機に育ってくれれば、後々の仕事を振りやすくなります。
未来に対する先行投資です。
・仕事中
>行き詰まった仕事からは一旦離れる
ここでいう行き詰まるには「解決手段が見当たらない」の他、
「飽きた」「集中力が切れた」なども含まれます。
その仕事に対するパフォーマンスが低下したと感じたら、別の仕事に切り替えましょう。
案外、別の仕事であればポンポン進む場合があります。
>終わった仕事は逐一日報に記述する
弊社の場合、退勤前に作業報告の日報(googleスプレッドシートを利用)を提出するのですが、
退勤前に書くのではなく、終わった仕事について逐一記載します。
こうすることで、退勤前の時間を節約できる他、
報告漏れのリスクも無くなります。
・退勤1時間前以降
>これ以降振られたタスクは明日に回す
「これから帰るぞー!」というタイミングで仕事を投げられる経験、あると思います。
そういう場合は「その仕事明日着手でいいですか?」と聞いてみましょう。
意外と急ぎでない仕事に慌てて着手してしまうケースがあるので、確認は大事です。
また、「今日中にお願いしたいんだよね」と仕事を振られる場合は、
「なんで今このタイミングで言ってくるんですか!」とか
「定時までにはxx%くらいしか終わらない見込みですが、残りは明日に回しますよ」など、
仕事を振ってくる相手を徹底的に責めることで、
これ以降、急に仕事を振ってくるということ自体への予防線となります。
>翌日・翌営業日に実施するタスクを洗い出す
翌日の仕事は、退勤前の時間に始まっていると考えても過言ではありません。
その日のうちに終わらなかった仕事を洗い出し、
始業時と同様、重いタスクについては、この時点で細分化します。
また、細分化出来た段階で、人に振れる仕事については、
「これ、明日以降の着手でいいんだけど……」と前置きした上で、振りましょう。
前日のうちに振っておくことで、相手としても翌日以降の計画が立てやすくなります。
理想としては、退勤15分前には、
「あ、残りの仕事は明日に回しちゃったし、
関係各所に今日送らなきゃいけない伝達は送り終わってるし、
暇だ。残りの時間はネット見とくか」
となっているように調整できているとベストです。
退勤のチャイムと同時にPCをシャットダウンし、
蝶のようにひらひらと帰ることが出来ます。
「とはいえ定時退勤は気が引けるわ……」と考えているあなた。
同僚や後輩、部下も同じことを思っています。
ここは同僚、上司、先輩であるあなたが、手本となって定時に帰りましょう。
弊社は幸い、役員クラスだったり先輩社員が率先して定時に帰ってくれるので、
こちらとしても後ろめたさが全くなく定時に帰ることが出来ます。
そういう職場の雰囲気を作ることが大事です。
いかがでしたでしょうか。
上記、いきなり全てを実践しようとはせず、
まずは手元の仕事の分類分けからやってみると、色々見えてくるものがあると思います。
働き方改革が叫ばれる昨今、我々現場レベルの人間が、
率先して「定時に帰って、オフの時間を有意義に使う」ことを実践する気概が必要です。
制度の改革が進んでいなくても、今の時点で出来ることは少しでもあるはずです。