画面は開発中のものです

人生とは、永遠のβテストだ。




しばらくぶりのご報告となってしまいました。

あらためて、このシリーズ「うきは本籍地開拓日誌」の趣旨の説明をば。

私は2018年5月に、神奈川県横浜市から福岡県うきは市に移住しまして。

移住先にうきはを選んだのは「本籍地がそこだから」という理由が大半なのですが、
その本籍地、かれこれ15年くらい空き家になってしまっているのです。
床から竹が生えていたり天井が落ちていたりしていて、到底人の住める状況にない。

今、私は、その本籍地からバイクで5分ほどの立地にある単身者向けのアパートに暮らしており、
ほぼ毎週末、空き家になった本籍地に赴いて、庭の手入れなどをしています。

「うきは本籍地開拓日誌」は、その様子を書き綴ったものです。
この記事で第5回。
過去回の閲覧は以下からどうぞ。


ちなみに、このシリーズの前回の更新が6/26で途絶えてますね。
約4ヶ月ぶりの執筆となります。
twitterの方ではちょこちょこ状況報告していたので、
そちらもまとめながら、様子をお伝え出来れば。

夏頃のtwitter報告まとめ







特に8月頃について、報告が途絶えていますが、
基本的に草刈りしてました。
刈っては伸び、刈っては伸びを繰り返すだけの単調な報告になるので、
twitterに投稿するのも億劫になっていた感じです。

どうやら我が家の柿の食べ頃は10月下旬らしい

初夏の頃には成長記録をつけていた柿なのですが、
雑草刈りで忙しくなってから今日までの話を、少ししておきましょう。
なんだかんだ、写真は残っていたので。



順調に育っていったかに見えた柿たちですが






日に焼けたのか虫に食われたのか、変色する実が出てきたり、



明らかに「腐ってやがる!早過ぎたんだ……」って状態の実が出てきたり。

というのも、柿の木ってカメムシが寄ってくるらしく、
月1程度の頻度で、消毒などのメンテナンスをしなければならないようです。
とはいえ、この段階では消毒液も散布する機材も持ち合わせていないため、
今年は成り行きを見守ることにしました。



最初に実が色づき始めたのは、木の頂上部だった覚えがあります。
さすがに収穫出来なかったので、最終的に彼らは鳥の餌になりました。





頂上部、摘果がそもそも行き届いていないので、
狭い範囲に実が密集する……





柿の葉も色づき始めた頃、
木の下方に付いていた実も色づき始めます。

……ってか雑草のせいで写真が無茶苦茶見辛いな……
柿の木の下、枝が邪魔だったり、蜘蛛の巣が張り巡らされていたりで、
草刈りが行き届かないんですよね……



虫や病気でやられたり、鳥に食われたり、熟し過ぎて落ちたりと、
成った実の全てを堪能出来たわけではないのですが、
どうにか2、3個程度は実際に食べることが出来ました。



(一緒に写っているミカンは、本籍地のご近所さんからの頂き物)

実際は+5〜6個は収穫出来ていて、
草刈り機を借りるなどしている、日頃お世話になっているご近所さんや、
通りがかりのご近所さんなどに配るなどしました。

独り暮らしだと「果物の皮を剥いて食べる」って時間的なコスパが悪くて……
自分用に収穫した柿3つは、まとめて皮を剥いてカットして冷凍しています。
これで、ちょっとつまみたいときに、ちょっとずつ食べれます。

小さく始めた夏野菜栽培はどうなりましたか

トマトは結局最後まで実を付けなかったですね……難易度が高いようで……
きゅうりとゴーヤは週1〜隔週1回のペースで収穫できました。

ただ、ゴーヤに関しては、採れ過ぎてしまって、
使い切れずに冷蔵庫で白いカビが生えてしまったり、
無理やり食べ切ろうとして食べ過ぎてしまい、お腹を壊してしまったりと、
ちょっと自分の食生活と噛み合わなかったので、来年は育てないかもしれません。

雑草との戦いに終止符を打つために

まずは画像をご覧頂きたい。







家庭菜園に挑戦してみたのはいいんですけどね。
雑草に負けるんですよ。心が。

刈れども刈れども伸びてくる雑草。
雑草に埋もれる畝。
雑草に吸い取られる養分。
雑草生え放題の広大なフィールド。

「ここで一人で家庭菜園は……無理だな……」

土地全体を耕すほどの体力も時間もなく。
育てたところで食べ切れないし、
配ろうにも周りも農家さんなので、すでに野菜は足りていたり。
となると、ここで独りで家庭菜園をやるのは悪手なのでは……と思い至り。

とはいえ、雑草生え放題の荒れ放題にしていると、
害虫やら蛇やらの住処になってしまうので、見捨てるという選択肢も無し。
ご近所さんにはご迷惑をかけたくないので。

「除草剤を撒いたらええ」と、ご近所さんに助言頂くこともあったのですが、
昔から畑だった土地に除草剤を撒くのは、土地を穢すようで気が引ける。

「となると、アレしかないな……」


「そうだ。防草シートを張ろう。」

そう思い立ち、最初は100均で売っていた「1m×1.4m」程度のシートを複数枚購入。

……したはいいものの、広大な土地に対してこのサイズ感はあまりに非力すぎた……




というわけで、ホームセンターで購入した「1m×5m」のシート。
価格は600円強。100均のものより質感が丈夫。

「以前張ったシートよりは広範囲をカバーできるようにはなったが……」
「仮にこれを10枚張ったら6000円……10枚くらいじゃこの面積全然カバー出来ない……」

というわけで、最終的に「1m*50m」の長尺シートの購入を決断。
価格は3000円弱。「1m×5m」で10枚揃える場合に比べて半額。



ちなみに、夏頃より職場の方から車を借りていまして、
バイクだと積み切れない荷物の運搬などで大変役立っております。
車の運転、数年振りだったのですが、おかげさまで良いリハビリとなりました。

さて、ここから1ヶ月、雑草を刈っては防草シートを張っていく日々となります。





防草シートを張れば張るほど、以降の草刈りが格段に楽になっていく……!

今まで、畑地帯の草刈りを入念にやっていたために、
敷地の奥の方にある雑木林地帯の草刈りまで手が回っていなかったのですが、
防草シートを張り終わる頃には、畑地帯の草刈りの一切をキャンセル出来るようになるので、
雑木林地帯の管理に手が出せるようになるって寸法です。

雑草の生育が落ち着いた秋口の今ですら、草刈りが楽になったことを実感しているので、
この調子で来年の夏になったら、今年の夏と比べてやれることがだいぶ変わってくるかもしれません。
それこそ、柿の消毒に手を回せたり、家屋内の手入れにリソースを割けたり。
夏場の雑草の育ち具合が強すぎて防草シートを弾き飛ばすような勢いで伸びてたら大爆笑しますが。

あと、来年あたりに気が変わって家庭菜園をリトライしたくなったら、
畝立てに必要な面積分だけ防草シートを剥がせばよいのもポイントです。
除草剤の散布に比べて、土地の再利用の幅は保った状態になるかと思います。
畝周りの雑草取りの手間もだいぶ省けるので、心折れることなく野菜の育成に集中できるでしょうし。

冬頃の開拓の予定

雑草も虫も湧かなくなるであろう冬。

シート張りは全面的にやってしまいたいですね。
とにかく来年は草刈りの手間を省いて、敷地の別の活用方法を見出したい。
それこそ、家庭菜園に再チャレンジしても良いし。

もう数ヶ月近く放置している竹やぶ地帯についても、
竹を根から絶やす施策を打ちたいところ。

今、そこら中に蜘蛛の巣が張り巡らされていて、
敷地の奥の方まで行きづらくなってるんですよね……
今の時期の蜘蛛、割とカラフルなヤツで、
毒持ってるかもなのでなるべくお近づきになりたくない……

いずれにせよ。
初夏〜夏にかけて家庭菜園を小さくやってみて、見えてきた課題。
「雑草が酷すぎて家庭菜園どころではない。」
この課題を潰すために、現時点では動いているような状態です。
防草シートが張り終わる頃には、次にやることが見えてくるんじゃないかな。

あと、ただ家庭菜園をするだけだと自己満足にしかならないけれど、
防草シート張りは、ご近所さんに対する景観改善やら害虫・害獣対策やらの効果が期待できるので、
そういう感じの、地域にとっても嬉しいことを、やっていきたいなって。

と、次に向けた決断を若干先送りにしつつ。
まぁ、「動いてみないとわからないことがある」という教訓を得たということで。

さて、次回のご報告はいつになることやら。

執筆者プロフィール

KOBA / KOBA5884 / 小林佑輔

1987年生。青春時代及び社会人経験の初期を神奈川県で過した後、2018年5月、福岡県うきは市に移住。

システムエンジニアとして食い繋ぎつつ、そこで培ったスキルを地域貢献に活かせないか模索中。

詳しいプロフィールはこちら

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