まさかの俺たちのサイゲがロマンシング佐賀してしまったので触れずには居られない。

プレスリリースはこちら。
実際の募集については近日中に開始予定とのこと。

規模は違えど、私がIターンしてやりたいことと関連しているため、
紹介しようと思った次第です。 


ニュース内にある、
佐賀県は、高度情報化社会への対応を目的とした、「先進的ICT利活用教育推進事業」を積極的に進めており、専門学校などの、コンピュータ・電子系の教育機関の充実に取り組んでいるが、卒業後の県内雇用が少なく、若い優秀な人材が県外に流出する傾向にあった。
この部分について、私が地方創生(未だにこのワードを使うのに抵抗があるが)において、
問題意識として持っていることを2つ含んでいるな、と。

ひとつは、「地方に雇用が無いから都会に若者が流出する」ということ。
もうひとつは、「教育は地域の工夫次第で質を高められる」ということ。

本当に地方には雇用が無いのか


雇用については、以下をご覧ください。




これは「RESAS」という、
経済産業省と内閣府地方創生推進事務局が提供しているシステムからの引用です。

今回は、2014年時点のデータで、
就職を契機とした、都道府県別の人口の純流入(流入-流出)の様子を出してみました。
色が赤に近くほど人口増、青に近くほど人口減です。

見ての通り、東京・神奈川あたりに多くの人が流入しているのがわかります。
(意外なのは、都心にアクセスの良い埼玉でかなりの流出があることですが)

九州に関しては真っ青。
今回の佐賀に関しては、九州の中でもダントツで流出の度合いが高いことが見て取れます。

働き方改革に伴う、働く場所の自由について、
少しずつ耳にするように、ここ半年くらいでなってきたかな、という印象ですが、
それでもやっぱり「都心に行かないと仕事がない」と、
移動する人が多いみたいです。

この状況を打破するためには、
まずは「都心の仕事を地方に移す」ことが必要なのではないでしょうか。
そういう意味で、今回の「佐賀デバッグセンター」の設立は、
佐賀県内に雇用を生み出す上で、かなり有意義なことだと思います。


地方では情報化社会に強い人材を育成できないのか


佐賀県の「先進的ICT利活用教育推進事業」の一旦は、こちらで参照できます。
平成26年度第1回「先進的ICT利活用教育推進事業」に係る成果発表会及びフリー参観デーを開催しました


フリー参観デーの様子などを見る限り、
「自分が中高生だった頃(10年以上前)と、そんなにやってること変わってないのでは」
と正直思ったのですが。

それはさておき、地方であっても、制度や設備、指導する人材さえ整えば、
情報化社会に太刀打ちできる人材の排出は、不可能では無い。というのが私の持論です。

今後、プログラミング教育の必修科など、様々な施策を打って出るのでしょうが、
それでも、行政主導だと、情報社会への変化に対応するスピード感を持って教育に当たれるか、
正直私は疑問に思います。

なので、これを私塾としてやりたいなぁ。というのが、私の野望のひとつであります。
詳しくは過去の記事を参照ください。

逆説的かもしれませんが、
「ある分野の教育に力を入れることで、地域を盛り上げる」ということが出来ないかな、
と、常々考えています。
「あの街で情報教育を受けて育った人は、やたらプレゼンテーション能力が高い」
「あの地方で青春時代を送った人は、みんな取材能力に長けている」
「この分野の情報を発信している人、やたらあの市の出身の人が多い」
といった社会になると、面白いんじゃ無いかなぁ。って。

だから、今回の例で言えば、
思い切って佐賀市は「デバッグ業務に特化した情報教育」とか
やってみればいいんじゃ無いでしょうか。

「デバッグ要因は単価が安い」かもしれないし、
「デバッグという仕事自体が自動化の波に呑まれる」という意見もあるでしょう。

しかし、そもそものデバッグ要件やテスト項目の洗い出しのやり方とか、
テスト自動化のロジックを組むプログラミング教育とか
品質テストをする上で必要になってくる観点や感性を磨くとか、
「デバッグ業務」という切り口で、色々と必要な素養は多いと思います。

そうした素養について重点的に学ぶ、といったことを、地域単位で取り組んでみる。
そういう選択も、あっていいんじゃ無いかな。と思うわけです。


時代が求める人材像を見定めて、教育過程を立案していく。
そのスピード感を持てる地方が、今後は雇用の呼び込みも強くなっていくのではないでしょうか。