画面は開発中のものです

人生とは、永遠のβテストだ。


※この記事には、映画「空の青さを知る人よ」の感想を含みます。
(それメインでの記事ではないので悪しからず)
極力ネタバレは避けてるつもりですが、苦手な方はご注意ください。

 




時事ネタ挟むにしても不謹慎が過ぎる。

ざっくりあらすじ

両親の事故死を機に彼氏との上京を諦めて地元に残った姉と幼い妹の13年後を描いたお話。
妹視点で話は進むけど、主人公は彼氏。スタッフロールの一番手は彼。
上京してミュージシャン(演歌歌手のバックバンド)になった彼氏が地元に凱旋公演しに帰って来て姉の方と再開するのだけれども、
同じタイミングで13年前の彼氏の生き霊と、彼に憧れて音楽を始めた妹が出会ってしまってさぁ大変。

ちゃんとしたあらすじは公式サイト見たらいいと思うの。
(PCサイトの使い勝手の悪さに目を瞑りながら)


補足:タイトル元ネタのルーツ

荘子の「井の中の蛙大海を知らず」という故事に、いつしか日本人が続きとして
「されど、空の青さを知る」と付け足した、という逸話があるそうです。


「空の青さ」の他に「井の中」「天の広さ」「地の深さ」などのバリエーションがあり、
「色々なことを知らなかったとしても、その人なりの視点の深さがあるよね」的なニュアンスが込められている、と。


映画の所感

「高校生の色恋物語と思いきやアラサーにぶっ刺さる作品」という評判を聞きつけて、
アラサー後半戦に突入した私は早朝から意気揚々とバイクを隣町まで飛ばし、
期待通りグサグサと刺されまくって帰って来たところです。

観終わった後は不思議と「アラサー、やってくかぁ。」と前向きになれる、
心の鍼灸マッサージ。そんな映画。

主人公が18歳verと31歳verとで交互に出てくるのだけれども、
少年の真っ直ぐさと大人の葛藤とを交互に見せられて、
「そうだよなぁ、その歳の君ならそうするよなぁ。」と、どちらにも共感出来て。
(この実質一人二役を演じ分けてる俳優さんがスゴい)

何よりヒロイン姉の言動のひとつひとつが刺さる刺さる。
「自分で選択したことだから」と自分と周囲を納得させながら、
それでも、彼女自身も葛藤を抱えながら悩みながらの生き様は、
同世代はきっと共感し、ある側面では色々と気付かせられる部分があったり。
「ああ、大人になるってそういうことだったんだなぁ」的な。


近情

最近ブログ書けてなかったので、近況報告を兼ねて、と思い筆をとりましたが、
思いの外、映画の感想が長くなってしまいました。

ちょっとここ2,3か月ほど日中の業務で忙殺されており。
来月頭を越えれば若干落ち着く兆しはありますが、
その後すぐに年末年始まで激務が続くらしいので、またしばしのお別れとなりそうです。

「身体壊さない程度にね」と温かい言葉を頂くこともありますが、
過去記事漁って頂ければ分かる通り、元から壊れてて薬漬けなので今更感はあります。

それでも、今のところ心身が瓦解せずに済んでいるのは、
井の中も知らず、大海のことも何もわからんけれども、
ただただ、空の青さを知ったからなのでしょう。

きっと誰かが何かに力を尽くす理由なんて人それぞれで、
口にするのは野暮ったくて、わざわざ口にしないのが大人で。
まぁ、ここにこう書いてる時点で、アラサーそこそこってまだまだ青いんだわ。

執筆者プロフィール

KOBA / KOBA5884 / 小林佑輔

1987年生。青春時代及び社会人経験の初期を神奈川県で過した後、2018年5月、福岡県うきは市に移住。

システムエンジニアとして食い繋ぎつつ、そこで培ったスキルを地域貢献に活かせないか模索中。

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