画面は開発中のものです

人生とは、永遠のβテストだ。




脱サラして2週間が過ぎました。
有給消化期間を加味すると+1ヶ月くらい、
準備期間という名の、身辺整理だったり何だったりで日々を費やしています。

この期間、ありがたいことに、これまでお世話になった方々から、
色々と暖かい言葉を頂戴する機会が多かったです。
自分も誰かを応援する立場になったときに、この日のことを思い出しながら、
次なる挑戦者に、エールやガッツを送っていきたいと決心しました。

うん。絶対にアドバイス的な言動は慎もうと心に誓いました。

(精神的に)しょぼい起業であるKOBAさんのケース


「会社辞めた!」「地方移住する!」「起業する!」
一見、こうした行動は、エネルギーあふれる状態で行われているような印象を受けますが、
私の場合、色々と悩んだり、逃げ出したりしている過程としての行動であり、
今でも走りながら「この道は本当に自分が望んだ方向なのだろうか」と、
不安に駆られる日々を過ごしています。

(一応補足しておくと、会社を辞めたこと自体への後悔は無いです。
 少なくとも、以前の精神状態で会社に居座り続けていても、
 会社にとっても自分にとっても良い方向には進まなかったと思うので、
 離職という決断自体は、成るべくして成ったと、自信をもって言えます。)

当ブログの他の記事や、対外的には、大口を叩いて大志を抱いての移住&創業に見えますが、
実行部隊である当の本人のメンタリティがしょぼいので、
実際には(まだ何も始まってすらいないのに)心が折れながら凹みながら、
ヒドい時は何日も準備作業が進まないような日々を過ごしている次第です。

心が弱っている時に受ける「アドバイス」で、逆に追い込まれてしまう


ありがたいことに、こちらの動きに対して、
様々な方から、様々な声を頂戴します。

「○○について調べておくのはオススメだよ」とか、
「知り合いに○○している人が居るから、つなげられるよ」といった、
こちらの計画に対して、もっと良い状態に出来るよといったメッセージを含む声は、
本当に励みになります。

一方で、
「君のプランだとxxのケースで行き詰まるよ」とか
「xxのときに苦戦すると思うよ」「xxが足りて無いよ」といった、
こちらの観点漏れとか計画の甘さを指摘頂くこともあります。

こうした声を、こちらのメンタルが万全な状態で拝聴する分には、
「ああ、その視点は漏れてたな」「実行する時に考慮に入れなきゃな」
と、素直に受け入れられるのですが……

先述の通り、当方、豆腐のようなメンタルをしておりまして、頂いたご指摘に対し
「なんでそのことに気付けなかったんだ」
「その程度の危険予測も出来ないようじゃ、この先が思いやられる」
「やっぱり自分は独立とか起業とか向いてないんじゃないか」
と、悪い方へ悪い方へ精神が引っ張られていき……

最終的に、手足が止まって何も進まなくなってしまう。
そんな症状が出てしまって、回復に何日も何日も要してしまう。
あくまで、私の場合は、ですが、そういうことがよく起こるんです。

そのアドバイスを投げかけた側は、「良かれと思って」投げかけていると思います。
私もそうでした。初対面の高校生起業家に、彼が運営するwebサイトの出来について、
求められてもいないのに「ああしたほうがいい」「こうしたほうがいい」と、
色々と投げかけたことがあります。
当時の自分の行動を振り返って、あれは「お節介」を通り越して「自慰行為」だったなと。

それぞれの計画や実装には、それぞれの背景や事情がある。
そこを汲まないまま、訳知り顔でなんやかんやと投げかけるくらいであれば、
月並みでも「私は何も出来ないけれど、貴方のことを応援しています」の一言でいい。
当時の自分がやってしまったことと、今の自分の心境とを重ね合わせて、そう思います。

責任は取らせないから調子に乗るくらいに肯定されたい


アイデアや計画を誰かに披露したとき、
「いいじゃん!」「素晴らしい!」「最高じゃん!」
といった言葉を頂いた瞬間が、やっぱり自分にとって自信に繋がったし、
「構想を言語化して良かった」「この方向で頑張ってみよう」と思えたし、
なんだかんだで、次の行動、次の一歩への大きな原動力になったと、実感しています。

創業計画書の第一稿を関係者にお見せした時に、
「まずは、やってみようよ!」との言葉を頂いたときは、
ああ、この方向性は見当違いでは無いのだなと、ホッと救われたような気持ちになりました。

「無責任な応援を投げかけた結果失敗してしまい、逆恨みされたらどうしよう」
みたいな心配をされる人が、もしかしたら、いらっしゃるかもしれません。
ただ、応援された結果、次の行動に移すのは、結局はその人の意志なんです。
だから、応援する側は、無責任に底抜けにポジティブな言葉を投げかけるくらいでいいと思います。

「豚もおだてりゃ木に登る」と言いますが、応援した結果、「その次」が見れるなら、
応援した側もされた側も、お互いハッピーなんじゃないでしょうか。


 * * * 

余談:何が私のメンタルを弱らせているのか


とにかく「自分との約束が守れない」ことが、
自信喪失からのメンタル悪化に繋がっていると感じています。

会社を辞めてみて、
良くも悪くも「9時17時半」という「ルーチン」が日常生活に組み込まれていたことや、
「とりあえず今を踏ん張れば来月には収入がある」という状態は、
精神的には安定材料になっていたのだなと、しみじみ思います。

「早寝早起き」は、勤め人だった時代は会社のためにやっていましたが、
会社の外に出てしまうと、「自分のため」にやるしか無くなるんですよね。
で、ついついサボっちゃって、自分への裏切りを重ねて、やがて自信を喪失していく、と。
短期的に見れば、早起きしたところで一銭にもならないですからね。

同様に、「今日はこの作業をやろう」「このタスクをxx日までに終わらせよう」
といった、自分で自分に課した締め切りを、自分で破ってしまうことも、自信の喪失に繋がります。
締め切りを守れなかったこともそうだし、締め切りまでの期間中にサボった自分への自責の念だったり。
「出来ない約束をするのが悪い」とも思うのですが、期限を決めないと終わらないですからね……

さて、とにかく
「自分との約束を破る」→「自分のメンタルが弱る」→「課題遂行能力が無くなる」
という、負の無限ループがわかったわけですから、
メンタルを強く保ちたいのであれば、
「小さいことでもいいから、自分との約束を守る」のが近道なのではないか、と感じる今日この頃。

執筆者プロフィール

KOBA / KOBA5884 / 小林佑輔

1987年生。青春時代及び社会人経験の初期を神奈川県で過した後、2018年5月、福岡県うきは市に移住。

システムエンジニアとして食い繋ぎつつ、そこで培ったスキルを地域貢献に活かせないか模索中。

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