最近読んだ漫画がなかなかの良著でしたので紹介です。
「うつ」を扱った漫画で、「うつ」体験者へのインタビューを軸としています。

私自身も精神科のお世話になっている身ですので、
医者に行こうと決心するまでに至る色々なことを思い出しながら、
「あー。わかるー。当人自身は追い込まれてること自体に無自覚なのわかるー。」
 という気持ちで一気に読みました。




というわけで、こちらの本です。「うつヌケ」。
作者さん自身も、また、書籍の編集に携わった方も「うつ」経験者。
そうした人たちがタッグを組んで、
「うつで苦しんでいる人たちの一助になれば」と、
ご自身や「うつ」経験者の方々の経験談を綴られた一冊です。

この本には、
・うつになりやすい人の性格
・うつになるトリガー
・うつになった時に、自身がどうなるか
・うつになった時に、周りからどう見えるか
・うつ解消(症状緩和)のきっかけ
・緩和後にうつが「リターン」してしまった時のこと
・うつの「リターン」は予測できること
……などなど、「うつ」とどう向き合って行くかについて、詳細に書かれている印象でした。

「うつ」経験者の方にとっても、「うつ」の治療真っ只中の方にとっても、
読んで得るもののある一冊だと思います。
「うつ」に片足突っ込んでる感じの人は、
本書を読む前に精神科か心療内科に行って診断書をもらって休暇を取りましょう。
多分それからでも遅く無いです。むしろ診断書もらう方が優先度高いです。

さて、記事タイトルでも触れたように、
私個人の見解としては、この本を特に読んでほしいのは、
・新社会人など、これから新しい環境に身を置く人
・職場で部下を抱えている、またはこれから部下を抱えることになる「上司」となる人
こういった人たちです。

新社会人の方に対しては、
・こういう仕事の仕方をしたら「うつ」になりやすい
・こういう症状が出始めたら、自分は「うつ」かもしれない
・ああ、身の危険を感じたら、仕事って休んで(辞めて)いいんだ
などなど、予め自衛の知識を持っておけるという意味で、オススメです。

「上司」となる人については、
・この人に対してこの仕事の振り方は「うつ」になるんじゃないだろうか
・今、職場のあの人がしんどそうにしているけど、病院に担いで行った方がいいんじゃないか
・「うつ」を経験したらしいこの人に対して、こういう仕事の振り方をしてあげたらいいんだ
などなど、
・うつ病の人を増やさない。作り出さない。
・うつ病の人や、うつ病治療中の人に対する、お互いハッピーになれる接し方
といった観点をインプット出来るので、是非ご一読頂きたい。


なってみるとわかるのですが、うつ病を患うと、自分も周りもしんどい思いをします。
うつ病にかからないに越したことはないのですが、いざかかった場合においても、
そのしんどさを、少しでも和らげられる知恵が詰まっていると思います。
そんな一冊だと思いました。