## 10年間放置していたドメインの使い道
皆さんは、ドメインを購入したものの使い道に困った経験はありませんか?
私の場合、とある事情で購入したドメインが10年近く放置状態になっていました。そのドメインというのが「ueno-lab.com」。上野先生の研究室関連のドメインだったのですが、先生がお亡くなりになった後、ドメインが野放しにされた結果、中古ドメイン化してアフィリエイトサイトとして利用されていたんです。
これはなんとかしなければと思い、どうにか買い付けて管理することにしました。でも、これと言った使い道が思いつかず、年月だけが過ぎていってしまっていたんですよね。
## ふと思い立ったリダイレクト案
そんな状況が続いていた中、ふと思い立ったのが「上野先生のWikipediaにリダイレクトすればいいのでは?」というアイデアでした。
考えてみれば、ドメインを有効活用する方法として、関連する適切なページにリダイレクトするのは理にかなっています。上野先生の情報を求めてドメインにアクセスした人が、きちんと先生の情報にたどり着けるようになれば、それはそれで意味のあることですよね。
実装方法も思いのほかシンプルでした。GitHub Pagesにリダイレクト処理を記述したHTMLをアップして、ドメインを当てればいいだけ。「なんで今まで気づかなかったんだろう」と思うくらい、当たり前の解決策でした。
## DNS設定で少し手こずった
実装自体は簡単だったのですが、DNS設定で少し手こずりました。
GitHub Pagesとカスタムドメインの設定は、慣れていないと意外と複雑なものです。CNAMEの設定やAレコードの設定など、久しぶりにDNSの設定をいじったので、「あれ、これであってたっけ?」と不安になりながらの作業でした。
設定後もすぐに反映されるわけではないので、「本当に動いているのかな」と何度も確認してしまいました。でも、とりあえずは動いているみたいで一安心です。
## 救済した中古ドメインの新しい活用法
この経験を通じて、今後も救済した中古ドメインの使い道が思い当たらないときは、この方法を活用しようと思いました。
中古ドメインって、元の用途とは全く関係ないサイトに使われることが多いですが、元の用途に関連する適切なページにリダイレクトすることで、ドメインの「本来の意味」を復活させることができるんじゃないでしょうか。
特に、故人の研究者や著名人に関連するドメインの場合、その人の公式な情報源(WikipediaやMemorial Page等)にリダイレクトすることで、インターネット上の情報の質を少しでも向上させることができるかもしれません。
## まとめ
長い間放置していたドメインが、こんな形で活用できるとは思いませんでした。
GitHub Pagesを使ったリダイレクト設定は、技術的にも簡単で、維持費もかからない優れた方法だと思います。DNS設定で少し手こずりましたが、それも良い復習になりました。
同じように使い道に困っているドメインをお持ちの方は、ぜひこの方法を試してみてください。きっと、そのドメインにも新しい価値を見出すことができるはずです。