## 積読という名の未来への投資
積読という習慣があります。本を積むと書いて積読ですね。
自分の場合は、これを未来に対する投資だと思って本を買っています。いつか一旦は琴線に触れている本なので、いつか自分が読むだろうということで買っているという感じです。
一般的には「悪い習慣」と言われがちな積読ですが、私にとってはちょっと違った意味を持っているんです。
## 欲しいものリストから手元へ、そして寝かせるまで
私の本の購入プロセスはこんな感じです。
まず前段階として、楽天の欲しいものリストみたいなところに「この本を買いたいな」っていうのを入れておきます。そして一定の時期が来たら、やっぱり買おうと思って本を買う。しばらく自分の手元で寝かせておいて、時期が来たら読むみたいな感じです。
確かに悪い習慣ですよね。本が全然読めてないっていうところではあるんですけれども、ただいつか読むタイミングが来るだろうということで本を買っているということをしています。
## 昔の自分からの贈り物という発見
この積読の面白いところは、時間が経ってから本棚を見返したときに起こる発見です。
「自分ってかつてこんなことに興味あったんだな」とか、「なんか昔の自分からの贈り物だろうな」みたいな感じのことを思ったりもするんですよね。
購入した当時の自分の関心事や問題意識が、時を経て再び必要になる瞬間があるんです。その時に、まさにタイムリーな一冊が手元にあるという体験は、なかなか興味深いものがあります。
## いつか財産になるという考え方
結局のところ、なんかいつか財産になるみたいな感じでちょっと本を買わせていただいてるっていうそんな感じです。
本というのは、読まれるのを待っている間も価値を失わない珍しい投資対象だと思うんです。株価のように上下することもないし、情報が完全に陳腐化することも少ない。むしろ、自分の成長や環境の変化によって、同じ本でも読むタイミングによって得られる価値が変わってくる。
## 積読との上手な付き合い方
積読を完全に否定する必要はないと思います。大切なのは、それが本当に「未来への投資」になっているかどうかを意識することです。
欲しいものリストで一度寝かせるプロセスは、衝動的な購入を避ける意味でも有効です。本当に必要だと思える本だけが、最終的に手元に残ることになります。
そして何より、積読している本たちを時々眺めて、「昔の自分は何に興味を持っていたのか」「今の自分に必要な知識は何か」を考える時間を持つことが大切だと思います。
## まとめ
積読は確かに「悪い習慣」かもしれません。でも、それを単純に否定するのではなく、未来の自分への投資として捉え直してみると、また違った価値が見えてくるのではないでしょうか。
昔の自分からの贈り物として、いつか財産になる本たち。そんな風に考えると、本棚に並ぶ未読の本たちも、ちょっと愛おしく見えてくるかもしれませんね。