## 惰眠という名の「趣味」について
皆さんは「惰眠をむさぼる」という言葉を聞いて、どんな印象を持ちますか？
何もせずにぼんやり過ごす時間のことを指すこの言葉、一般的にはあまり良い意味では使われませんよね。私自身も最初は「良くない」と捉えていました。
しかし、フリーランスとして働くようになってから、この「惰眠」に対する見方が大きく変わったんです。というか、これが自分の本来の趣味のようなものだったんだなと気づいたんですよね。
## フリーランスになった理由の一つ
実は、この惰眠をむさぼることができるというのが、フリーランスになった理由の一つでもあります。
会社員時代は、決められた時間に出社して、決められた時間まで働く。休憩時間も決まっていて、なんとなくぼんやりする時間というのは「怠けている」と見なされがちでした。
でも、フリーランスになってからは、自分のペースで仕事ができるようになりました。集中して作業する時間もあれば、何もせずにぼんやりと過ごす時間もある。このメリハリが、実は自分にとってはとても重要だったんです。
## 惰眠は寿命を延ばしているのかもしれない
最近では、この惰眠をむさぼることで寿命が伸びていると思えばプラスに転換できる、と自らの行動を肯定的に捉え直すようになりました。
ストレス社会と言われる現代において、何もしない時間、何も考えない時間というのは、実は心身の健康にとって非常に大切なものなのではないでしょうか。
常に何かをしていなければならない、生産的でなければならないという考え方は、確かに大切な場面もあります。しかし、それだけでは疲れてしまうんですよね。
## 自分の性質を受け入れるということ
惰眠をむさぼることを肯定的に捉えるようになったのは、自分の性質を受け入れることができるようになったからだと思います。
人にはそれぞれ異なるリズムがあります。常にアクティブでいることが得意な人もいれば、ゆっくりとした時間を大切にする人もいる。どちらが良い悪いではなく、それぞれの特性なんですよね。
私の場合は、明らかに後者でした。そして、それを受け入れることで、働き方や時間の使い方を柔軟に調整できるようになったんです。
## 心身の健康を保つための現実的なアプローチ
こうした考え方は、心身の健康を保つという点でも現実的かつ肯定的なアプローチだと感じています。
無理をして自分に合わない働き方を続けるよりも、自分の性質を理解して、それに合った生活スタイルを築く方が、長期的に見て持続可能ですし、結果的に良いパフォーマンスを発揮できるのではないでしょうか。
惰眠をむさぼる時間は、一見すると「何もしていない」時間に見えるかもしれません。でも、その間に心は休まり、頭の中は整理され、新しいアイデアが生まれることもあります。
## まとめ
「惰眠をむさぼる」という言葉には、どうしてもネガティブなイメージがつきまといます。でも、それを自分の特性として受け入れ、肯定的に捉え直すことで、新しい価値観が見えてくるものです。
大切なのは、自分の性質を理解し、それに合った働き方や生き方を見つけること。そして、それを「悪いこと」ではなく「自分らしさ」として受け入れることなのかもしれませんね。
皆さんも、もし「これって良くないことかな」と思っている習慣や特性があったら、一度違う角度から見てみてはいかがでしょうか。案外、それがあなたの強みや個性の一部かもしれませんよ。