人口減少市町村における市民情報発信拠点構想 〜私がIターンしてやりたい事業アイデア〜

私がこのブログを立ち上げた目的のひとつとして、
「Iターンしてやりたいことのアイデア帳」 というものがあります。
脳内構想(というか現状妄想に近い)の外部リソース化ですね。

あと、こうした話に乗ってくれる人に対して、
「詳しくはブログ読んでおいて!」と、諸々の説明の手間を省く意図もあります。

はてさて、今回は、私がIターンしてやりたいことのひとつ、
「市民情報発信拠点構想」について、
自身の思考の整理も兼ねて、書いていこうと思います。 

概要

「市民情報発信拠点構想」については、
以前、私がうきは市長に宛てた手紙にて、
その概要を記載しています。
以下、一部抜粋。

 私はうきは市にて「市民による情報発信の拠点を作りたい」と考えています。

 具体的には、市民の手によって、草の根的にうきはの文化や暮らしなどを発信していく仕組みを、インターネット上や、実際の場として作っていくことです。

 この取り組みにより、田舎暮らしを検討している都市部の人々に、より生活感を想像した上で、うきはへ足を運んで頂いたり、移住を検討頂く材料になると考えています。

 また、上述のような情報を地域に残していくことは、地域内での情報の共有を促進し生産性を高めたり、地域の人々をつなげていき、相乗効果で新たな生業を創出したり、未来に対して情報資産を残していくことにつながります。

 これらの試みは、技術的には可能です。あとは誰かが技術を伝え、仕組みを作っていくことで、実現できると考えています。

 

問題意識

私が将来移住しようとしている「福岡県うきは市」は、
典型的な、少子高齢化及び人口減の進んでいる市です。
放置すればいずれ、労働者不足や内需の減少などにより経済力が落ち、
共同体としては衰退していく未来へと向かうと予測しています。

こうした町が共同体を維持するためには、
・移住等による(生産)人口を増やし、生産力を維持する
・地域特産品を市外に売り込んだり、観光資源を活かしたりして外貨を得る
など、行動を起こし、成果を上げることが必要です。

幸い、うきは市の行政としては、
移住支援や創業支援の施策を打っており、
そうした取り組みを、市をあげて実施していくという方針は定まっていると感じています。
(参考:うきはのはなし

では、民間レベルではどうか。
おそらく、何かしらの町おこしイベントなどは開催されているのでしょう。
それらが「開催されている」という「事実」そのものについて、
市外から知る術を、仕掛けられているかどうか、というのが心配です。

みんなの経済新聞」のような市民レベルでの情報発信媒体について、
私の感知している範囲では、うきは市内で参画・主催している団体は無いように思います。
(Facebookにて、古民家カフェや道の駅のページの更新が活発なのは存じ上げております)

結果、町おこしを目的とした様々なイベントが開催されていたとしても、
市外から人を呼び込むことが難しくなってしまうのでは無いでしょうか。

できるだけ多くの情報をインターネット上に放出しておくことで、
少しでも多くの人の情報収集のアンテナにキャッチしてもらい、
興味を持ってもらうことが、外貨獲得や生産人口の確保に繋がると考えています。
民間主導の情報発信媒体は、そうした目論みの一助になります。

とてもざっくり言うと、民間主導の「うきは経済新聞」のようなものを作って、
市の内外に、市内で起きていることを発信するメディア集団を作りたい、という妄想ですね。

事業内容

私が事業としてやりたいこととしては、ざっくり次のような内容です。
・自宅をコワーキングスペース化
 →移住の際に建て替えが必要なので、せっかくだから事務所にしたい
  →駅やバイパスの近くに広めの空き家があればそれも狙い目?
   →やるとしても第二第三の拠点として、か
 →PCを持ち込んで自由に仕事や勉強が出来るオープンスペースを作り、人を呼び込む
  →市内のIT、ICTに強い人たちの囲い込み
・上記コワーキングスペース内で、高齢者&児童・学生を対象としたICT教育
 →高齢者向けのスマホの使い方講座、小・中学生向けの動画編集講座など
  →IT、ICTに強い人材を、市内に増やしていく
・市民記者を募り、市内情報を発信するwebメディアの発行
 →イベント情報に限らず、仕事や日々の暮らしについての情報も発信
  →地方移住志望者に対して、うきは市での生活をイメージしてもらう狙い
・地域情報アーカイブサイトの作成
 →各産業のノウハウや地場に根ざした伝承などの継承を目的とする
  →情報収集の過程での地域資源再発見の効果を見込む

収益の見込み

無論、これらの事業のみでの収益化は難しいと思います。
生活費はリモートワークとか地元企業の業務効率化支援とかで賄いたいと考えています。
農業が盛んな地域なので、IoT化の支援とかも面白そうかもしれません。

おわりに

現地の空気感をまだあまり掴めていないので、
これらの事業にどれだけ需要があるのか、効果が見込めるのかは、
正直わからないことだらけです。
地域アーカイブや市民記者あたりの仕組み作りについては、
学生時代に、実際にやっていらっしゃる方々に参与させて頂いたことがあるのですが、
横浜で出来たことをそのままうきはに持っていっても、
マッチするかはやってみないと、ですね。

早いところ移住したいのですが、
ちょっとまだ諸々の調整が出来ていません。
年度が変わってしばらく経つし、そろそろ動き始めないと…… 

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